家庭菜園と園芸の記録 > 家庭菜園 > イチゴ > イチゴ(よつぼし)プランター栽培記録〈2021~2022年〉

イチゴ(よつぼし)プランター栽培記録〈2021~2022年〉

公開日 2021年10月18日
更新日 2024年6月15日

イチゴ(よつぼし)の苗を購入

イチゴの栽培は、栽培は難しそう、労力の割に収穫数があまりなさそうという勝手なイメージが有り、あまり乗り気ではなかったが、今年はためしに少しだけ作ってみることにした。

ホームセンターで適当に販売しているものを先に2株購入して植え付けていました。ネットで動画などをみて、追加で「よつぼし」という品種を通販で購入しました。

イチゴ(よつぼし)概要

イチゴは通常、ランナーを伸ばして子株を作り、ランナーを切って株を独立させ生育するといった方法で増やしていくのだが、その際に親株に病気などがあると子株に遺伝しやすい。
よつぼしは種子によって繁殖させる品種として開発された。

詳細は、種子繁殖型イチゴ研究会

ある動画でよつぼしが紹介されていた。よつぼしの苗は通販で2株購入しました。

イチゴ(よつぼし)の栽培

植え付け
  • 培養土は「イチゴを育てる培養土」、コメリで購入したもの。
  • プランター450mm(7L)に2株植える

いちごを育てる培養土

元肥も入っている。

イチゴを育てる培養土袋の写真
いちごを育てる培養土
イチゴを育てる培養土袋の写真
管理方法
  • 水はやりすぎない。土の表面が乾いたら十分に水を与える。冬はやりすぎないように
  • 2〜3月に追肥
  • 日当たりの良いところで

イチゴ(よつぼし)栽培の記録

2021年10月18日 定植

購入してきた苗2株をプランターに定植しました。苗の葉は4〜5枚出ている。

2021年10月18日撮影
2021年11月11日

約一ヶ月後、葉は少し増えてきています。最近の雨で地面のはねたドロで葉が汚れてしまった。泥はねは、病気になるのがこわいので、蓄圧式噴霧器で泥を水で洗い流しておいた。以後、泥跳ねしないように対策する。

2021年11月11日撮影
2021年12月14日 花が咲く

12月に入って気温は下がってきているが、花が出てきました。もったいない気はするけど今後の株の成長を考えて、この時期の花は取り除いておくことにした。

2021年12月14日撮影
2022年1月10日

もちろんまだまだ寒いが、葉は順調に枚数が増えている。結構茂ってきた。

2022年2月17日

葉の色艶もよく、おそらく健康に育ってくれているんだと思っている。

しかしこの時期になると、黒いちいさなアブラムシが少し発生しているのを確認した。
これは「粘着くん」で対策した。

アブラムシを「粘着くん」で対策

アブラムシは古い葉にもたくさんついている印象だった。

2022年2月17日撮影
2022年3月11日

3月に入り、花が咲き始めた。この時期の花は春に向けて結実できそうなので、そのままにしておきます。

2022年3月11日撮影
2022年3月11日撮影

イチゴの葉は、冬期は地面に這いつくばる感じ(ロゼッタ状)になり、2月いっぱいは大体そのような状態でしたが、3月ぐらいから伸びてきた葉は、上に向かって茎の部分がぐんと長く、大きな葉がつくようになってきました。

2022年3月28日 花が咲く

この頃は花もたくさん咲いてきた。耳かきのふわふわの部分で人工授粉というか受粉の手伝いをしてやる。

2022年3月28日撮影
2022年4月15日 結実

4月に入り、先に花をつけていたところが結実してきた。

よく見るとランナーを伸ばしてきたので、実を収穫するまではそちらに栄養を行き渡らせるため、ランナーは切っておく。

2022年4月20日 収穫

実もしっかり色づいたものがあり、赤くなったものは収穫してみました。

プランターの周りにレンガを立てていますがこれは、果実の茎が長く、プランターの縁あたりで重みで折れ曲がっていたため、レンガで補助するようにしました。果実のつながった茎は折れても、ちぎれて枯れてしまうほどではなかったですが念の為。

今日は3つほど収穫しました。人工受粉をしていたつもりでしたが、形は不揃い。色艶はよくピカピカしています。

ちゃんと熟したものを食べようとすると一日平均2〜3個ぐらい収穫になるので、毎日ちょっとずつ食べる感じ。10株ぐらい栽培すればしっかり食べられそう。

よつぼしは初めて食べてみましたが、甘く酸味もあり、風味もしっかりしていい香りです。水っぽくなく硬めで自分好みのイチゴでした。

市販されている安いイチゴよりは形は悪く揃わないけど、このよつぼしのほうが美味しいです。自家栽培する価値は十分にあります。

今回は病気はほとんど出なかったと思います。2月頃、古い葉にアブラムシが発生していたぐらい。これは粘着くんで早めに退治。それ以降は目立って増えなかったです。

2022年5月20日
2022年5月20日撮影

5月中旬になり、花はだいぶ減ってあまり咲かなくなってきました。葉は茂ってきています。そろそろ子株のためこの時期に伸びているランナーはそのまま伸ばしておくことにする。

2022年6月18日 イチゴの種浮き果

6月になってくるとイチゴの果実が小さくなってきました。
よく見るとイチゴの種が浮き出ている様になっている。これは種浮き果と呼ばれるらしい。

見た目が若干気持ち悪く、虫にやられている可能性もあったのだが、思い切って食べてみるとイチゴの香りがよく甘みも強い。春に食べていたものよりも甘いのだ。

2022.6.18 撮影
2022年7月13日 子株取り

見も小さくなってきてランナーがよく出てきているので、そろそろ子株を取って行くことにしました。

  • 子株をビニールポット(9cm)で受ける。
  • ランナーはビニールタイで固定する。
  • 土は野菜培養土(元肥入り)

2022.7.13 撮影

親株が少し、弱ってきている感じがする。

2022.8.10 撮影
ランナーを切り離しました。
2022.10.5 撮影

イチゴ(よつぼし)を育てた感想、反省

プランターと培養土

45型のプランターとイチゴ専用の培養土で栽培してみましたが、土の量は足りていると思いますが、密になり過ぎのように思います。春暖かくなってから夏の時期は、とにかく乾燥しがちで水切れで葉がしおれることがあったので、一日に2度水をやることも多かったです。

敷き藁を、冬は保温、夏は乾燥を防ぐという形でで利用したほうがいいと思いました。

よつぼしの味

甘く、香りがよく、とっても美味しいです。実は硬めで私好みでした。

苗の流通

私が購入したいと思ったときにはホームセンターには売ってなくネットで購入しましたが、最近ですと普通にホームセンターに苗が売っていました。高くなく手に入りやすいと思います。

病気・害虫

害虫に関してはアブラムシの発生がありました。古い葉には割とたくさんついていました。年茶sっくくんで対処しましたが、このぐらいの量だと手でとってもいいと思います。

あとは、ナメクジとダンゴムシは葉や実を食べていきます。これらは農薬があるのでたくさん発生しているときは対処したほうがいいでしょう。

まとめ

というわけで、気をつける点は多いと思いますが割と育てやすいと思います。
なにより実が美味しいのでおすすめです。

子株も取りましたので、引き続き育ててみたいと思います。

おすすめの資材

イチゴ栽培の土は、赤玉土や腐葉土、ピートモスなどを使って自分でブレンドして作れますが、初心者はイチゴ専用の培養土がいくつかあるので、少々割高にはなりますがこちらを利用したほうが手間が断然省けます。

花ごころ 甘いイチゴをつくる土 12L
花ごころ

イチゴの肥料は窒素5:リン酸8:カリ5のリン酸多いタイプがおすすめです。有機配合もされています。888の化成肥料よりマイルドになりますので安全です。

甘いイチゴをつくる肥料 500g
花ごころ

アブラムシ対策に粘着くんが良いです。デンプン由来の成分で安全に使用できます。100倍に希釈するとのりのようなベタベタした感じの粘着性があり、アブラムシの体にかかると呼吸ができなくなり退治ができます。アブラムシ自体に液剤がかけることが重要です。

殺虫剤 殺虫・殺ダニ剤 粘着くん液剤 1L
住友化学

プロフィール

WEB制作、福岡の自営業者。家庭菜園・園芸は趣味でやっております。家庭菜園はトライアル・アンド・エラーの繰り返しで、勉強しています。

最新の投稿