家庭菜園と園芸の記録 > 家庭菜園 > ブルーベリー > ブルーベリーの栽培記録<2022年2月〜>

ブルーベリーの栽培記録<2022年2月〜>

公開日 2022年3月10日
更新日 2024年6月10日

概要

ブルーベリーはビタミンCなどビタミン類も豊富、抗酸化物質を含み栄養価が高い。冷凍でも良いのだが、生ブルーベリーだとスーパーでもたまに見かけるが割と高い印象なので、これは自宅栽培してみたいと思った。

ブルーベリーの栽培、基本情報

ルーベリーは落葉樹になるので、冬の落葉している時期に植え付けが適している。

ブルーベリーはもともと冷涼な地域が適しているのだが、九州などの暖地でも育てやすいラピッドアイ系の種類にする。ラピッドアイ系は比較的育てやすいという点もよい。この系統は甘みが強く酸味が少ないものが多い。

また、ブルーベリーは同系で2種類ないと果実ができないので、ラピッドアイ系であれば、その系統の組み合わせで2種類必要になります。

栽培記録

ホームセンターでコロンブス、ブライトウェルがあったのでこの苗を購入。
培養土はブルーベリーの土というものが売っていたが、自分で作ってみることにした。

2022年2月18日 土作り

ブルーベリーは酸性よりの土が必要。また、乾燥には弱いが水はけを良くしないとまずい。
なのでピートモス(未調整)+鹿沼土(未調整)を使用。元肥は有機肥料、乾燥を防ぐためバークチップを土の上にかぶせる。排水性・保水性のある腐葉土も混ぜておく。また、物理的変化の少ない軽石を混ぜて排水性を確保する。

ピートモス(未調整):鹿沼土(未調整):腐葉土:軽石=8:4:1:1
元肥は有機肥料(油かす)

ピートモスは細い繊維で、袋から出してすぐは水分が少なく乾燥している状態だ。この状態だと水をはじく。土を混ぜる作業のときには、前日に水分を与えて湿らせておくのがよい。

今回湿らせていなかったので、袋型出して混ぜているとき、この細かいピートモスがまいあがってしまった。

7号のスリット鉢に植え付け

鉢は8号のスリット鉢に植え付けたかったが、ホームセンターにはなく、とりあえず7号のスリット鉢にした。苗が5号のポットなので2つ大きなサイズになる。一年経ったら一つ大きな鉢に植え替えをする予定。

スリット鉢は、底にスリットが入っており通気・排水が確保できるため、鉢底石を敷く必要がない。また、乾燥を防ぐためにバークチップを表面に置いています、

一年目の苗木は花がつくと体力を取られてしまうので、花芽は剪定で落としてしまいます。

植え付け後

しばらく様子は変わらなさそうだが、水やりは毎日行う。

2022年4月10日

新しい青い葉が出揃ってきました。また、植え付け時の剪定で花芽を落としていたつもりだったが残っていたらしく、花がついてきました。

ブライトウェル
コロンブス
2022年6月18日 イラガ

葉に気になるところを発見した。この葉を裏返してみると孵化してあまり時間の経っていないイラガの幼虫が密集しておりました。まだ赤ちゃんのようで密集隊形だったので葉1枚で駆除できました。

これを放っておくと全部大きくなるんだと考えるとゾッとします。

小さな幼虫が集まっていて、葉をかじったところが透けていました。

2022年7月2日 結実

ブライトウェルに実がついてきました。もう片方のコロンブスは花がまだ咲いてなかったので、実はつかないんだと思っていました。ブライトウェル単体で実がついたという感じです。おそらくどこかの花粉を虫が運んでくれて受粉したんでしょう。

ブライトウェル
2022年7月15日 実が熟してきた

熟してきているので実を食べています。実を鳥に食べられてしまいそうなので、不織布で包んでいます。

2022年8月27日 葉の色が黄色くなる

まだまだ厳しい暑さが続いています。ブルーベリーの葉がなんとなく黄色〜赤っぽくなってきました。庭の南側においてるので午前〜16時ぐらいは日光を浴びています。夏の日差しで葉が焼けてきたんでしょうか。

2022年11月1日 紅葉
ブライトウェル

このブライトウェルの方は紅葉してきたという感じなのであまり心配はしていません。

コロンブス

このコロンブスの方は、葉が赤くなってきたというより、赤い斑点が出てきました。何かしらの生理障害にあるようです。

考えられるのは

  • 窒素不足
  • ミネラルの不足(鉄、マグネシウム)
  • 根の状態が悪い
  • 土壌がアルカリに傾いた

などが、あるようです。

リキダスを与えるとか、植え替えも検討しましたが、ひとまず様子を見てみることにしました。

2023年3月5日 追肥 ブルーベリー専用の肥料

ブルーベリー専用の肥料で追肥をしました。
ブルベリーは基本的に酸性の土壌を好んでおり、土もそのように調整して栽培しています。
肥料もブルーベリーに最適化された肥料を使用するのが無難だと思います。

今回はコメリで購入した花ごころの「ブルーベリーの肥料」を使用しました。

花ごころの「ブルーベリーの肥料」
  • N:P:K=6:5:5、マグネシウム=2、鉄=0.1
  • 酸性に調整された肥料であり、酸性土壌で流亡しやすいマグネシムを配合、良質な有機素材が豊富に含まれている。
  • 肥料効果は2ヶ月
ブルーベリーの肥料500g
花ごころ

肥料分の析出

追肥をしたあと、葉の先や枝などが白くなることがあります。これは肥料分が析出したもで心配はないようです。水で洗うときれいにとれます(ただ、洗う必要はありません)。

コナカイガラムシなど害虫などがあるため、よく観察して触って確認するのが良いかと思います。肥料分析出の場合は小麦粉のような粉がまとわりついているだけです。

2023年4月9日
ブライトウェルの花
コロンブスの花

2023年6月 収穫

そろそろ結実して実が熟してきたものが出てきました。いくつか収穫しました。
甘みと香りがあって美味しいです。このぐらいの量だとすぐに食べきりますが、保存に冷凍して食べても美味しく食べられます。

収穫は一つの房があって、1~2が順番に熟していく感じです。
今のところ鳥に食べられたりしてないので、特に鳥獣ネットなどで保護はしていません。

プロフィール

WEB制作、福岡の自営業者。家庭菜園・園芸は趣味でやっております。家庭菜園はトライアル・アンド・エラーの繰り返しで、勉強しています。

最新の投稿